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建築工事のひとつ「解体」の施工手順とは?

建物も人の身体と同じように、年月を経るにしたがって老朽化が進みます。
たとえ、建築後の定期的なメンテナンスを繰り返し施して、適切に維持管理をしていても
ある時期から、建物全体としての安全性、経済性、利便性、快適性などの点において
不具合が生じるようになってきます。

この時点に達した場合は、既存の建物を解体・撤去して
新たな建て替え計画に基づいて、新築工事をすることになります。

解体工事の方法には、現在のところ「建築物の破壊を目的とする方法」と
「部材の解体を目的とする方法」という2つに大別されています。

たとえば、地上8階、地下1階の鉄筋コンクリート造建築物の解体では
一般的には次のような手順となっています。

1、内装材、設備類を先行して撤去します。

2、解体機器を屋上に揚重し、屋根スラブ、梁を解体する。

3、解体ガラでスロープをつくり、解体機器を8階へ移動し、残りの屋上部分を解体する。

4、外壁を転倒工法によって転倒させ、さらに小割にする。

5、8階の床スラブ、梁を解体する。

以下の階も同様に、順次解体していく流れとなります。
ちなみに、海外のビルなどを爆破解体する映像を
TVなどでご覧になったことがあるかもしれません。

ビルの爆破による解体(発破解体)は、わが国では実施例は多くありませんが
1992年5月に実施された滋賀県大津市の未完成ビルの爆破解体は
ダイナマイトによる高爆速工法という秒速6000m程度の速さでおこなわれたことがあります。
11階建ての地下1階、鉄筋コンクリート造でしたが10秒で解体されたそうです。

熊本県宇土市にある「株式会社ユアラボ」では
住宅そのものの解体はもちろん、ブロック塀やフェンス、駐車場の撤去など、
各種解体工事にも対応しております。

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