家づくり~展示場見学の注意点①営業トーク~
こんにちはユアラボです。
多くの方が家づくりで一番初めにとられる行動が「住宅展示場見学です」
住宅展示場で好きなタイプの家を見て建てられるかどうかを営業に判断してもらって
建てられるなら建てようという流れが王道ではないかと思いますが、このような展示場巡りでの家づくりには
注意すべき点がいくつかあります。
その一つが
軽い営業トークに引っ掛かりがち
皆さん「耐震最高等級」、「次世代省エネ基準最高等級」などと言われたらどう思います?
初めて家づくりをされる方は「この家すごいじゃん」と思う方がほとんどだと思います。
でもこの基準は、国が20年以上前に定めた基準なのでどちらかといえばかなり低めな基準になります。
なので例えば
「うちは次世代省エネ基準の最高等級を取得しておりますので、断熱性能が非常に高く夏は涼しく冬は暖かく年中快適に過ごせます」
というお決まりのセリフがありますが、次世代省エネ基準最高等級を満たしている程度では、年中快適に過ごすにはかなりの光熱費
が必要になります。
その証拠にそのように最高等級を満たしている家では当たり前のようにエアコンが各部屋に備えてあったり、展示場に至っては
外から見ると室外機がフル稼働しているのがわかります。
耐震についても対策をしっかりされているメーカーさんは独自の工夫で、耐震最高等級よりもかなり高い独自の基準で家づくりをされています。
耐震基準については耐震等級3が最高とされおり、それ以上の基準というのがありません。
なので言い方一つでただ耐震等級3をクリアしている住宅会社が耐震等級3をはるかに超える頑丈な家づくりをされている住宅会社と
あたかも肩を並べているような印象をお客様に与えることができます。
また「最高等級」という言葉を使用するのも、数字で等級を表してもピンとこないけど最高等級といえば何となくすごいと思ってもらえるから
だと思います。
今回は、分かりやすい例えで2つの良く使われる言葉を紹介しましたが、
別にこの言葉が悪いわけでなく、この言葉で印象操作するように使用されることに注意してほしいなと思っています。
なのでこのブログをご覧いただいた方でこのような話を聞かれた方は
例えば、住宅の省エネ性能については省エネ基準が他にいくつもありますので、「ほかの省エネ基準には該当してないのですか?」
(省エネ基準HEAT20)とか、「耐震等級でなく耐震の工夫を教えてください」などより具体的な内容を聞くようにしてほしいと思います。
今後はこの2つの性能についても深堀していきたいと思いますので。
気になる方はそちらもご覧いただければと思いおます。