移り行く省エネ基準
こんにちは
ユアラボ無料住宅相談です!
あっという間の年度末ですね。卒業、異動、転職など新年度を迎えるにあたりとても忙しい時期となりました。
環境の変化に伴い新築住宅のことを考えられる方も多いので、今回は
「省エネ基準」
について説明したいと思います。
以前、営業トークのブログ内で省エネ基準について触れていますがいよいよ2025年から新基準がスタートとなります。
現在の基準では最高等級とされている基準が、今後は最低基準となっていまいます。
省エネ基準について少し詳しく説明しますと
住宅の省エネ性能を示すものとして省エネ等級という言葉で、等級1~4までの階級があり現時点では最高等級は4等級となっています。
この等級は平成28年に設定された基準で省エネ性能を表す数値で表現すると
省エネ性能4等級
Ua値=0.87
となります。
Ua値とは、省エネ性能を数値化したもので俗にいう「断熱性能」を表したものになります。
この数値は家から逃げる熱量を示す数値なのでこの数値が大きくなるほど断熱性能は低く、低くなるほど断熱性能は高くなります。
話を戻して
現在の家づくりの省エネ基準ではこの等級4が最高となっていますが、
新設された基準が等級5~7が追加となり、等級3以下が切り捨てとなります。
つまり2025年からの省エネ基準は
等級4~等級7
となり、現在の最高等級4が今後は最低基準となってしまうということになります。
いきなり基準が大きく変わって大変!と思われる方もいらっしゃると思いますが、
実はそうでもありません。
以前からこの等級4の性能については性能が低いと言われており、実際この性能を大きく上回る住宅が既に多く存在しています。
「ZEH」という言葉がありますがこれは「ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、まさにこの「ZEH」の省エネ性能も等級4を大きく
超えた性能となっています。さらに「ZEH」を超える性能の住宅も存在します。
ここで新設された等級を紹介しておきます。
等級5・・・「ZEH」基準相当 Ua値=0.60
等級6・・・「HEAT20 G2」相当 Ua値=0.46
等級7・・・「HEAT20 G3」相当 Ua値=0.26
数値だけ見てもわかりにくいので、冷暖房のエネルギー消費量で違いを示します。
これは光熱費に置き換えてもらっても大丈夫です。
等級5・・・等級4より31%削減
等級6・・・等級4より32%削減
等級7・・・等級4より47%削減
数値だけではあまり変わらないような感じですが、消費量を見ると性能の違いがはっきり分かると思います。
等級7ともなれば、現在の最高基準の約半分のエネルギーで快適に過ごすことができます。
物価だけでなく電気代も高騰していますので、これから新築をお考えの方にこの「省エネ基準」についても
住宅を選ぶ基準の一つとして考えて頂きたいと思います。
今回は省エネ基準についての解説となりましたが、メリットやデメリットについても別のブログで解説していきますので
興味のある方は是非ご覧いただけたらと思います。
何言ってるかわからない人、でも直感で大事だなと思った人はお気軽にご相談ください。