住宅ローンの「基準金利」を知ろう
みなさんこんにちは
ユアラボ無料住宅相談です。
今回は住宅ローンについて見落としがちな基準金利についてご説明します。
通常、金融機関の住宅ローンの金利は
変動(5年)、3年固定、5年固定、10年固定といくつか種類があり、それぞれで金利の設定が異なります。
皆さんがよく見られる金利は、基準金利ではなく、適用金利となっており基準金利から一定の金利を引いた金利になります。
ではなぜ基準金利を知る必要があるかというと
最初に選択された適用金利の期間が経過すると、基準金利から引かれる一定の金利が減少し
適用金利の利率が初期の金利に比べ高くなることが多いからです。
「基準金利」はどこで確認するかというと
各金融機関の金利表や、web掲載されている住宅ローン情報に掲載されています。
こちらは肥後銀行さんのweb上の金利表ですが、赤枠の「通常」と記載されている金利が
「基準金利」となるものです。
ちなみに適用金利がその横の「プラン金利」となります。
変動金利は5年。固定金利は3年、5年、10年の選択型でその期間は決まった金利で返済を行うというものになります。
固定金利の方はその期間は、どんなに世の中の金利が変動しても金利は固定されているので、返済額は変わりません。
変動金利については少し複雑で、半年に1度金利の見直しがあります。先述の通り5年間は返済の金額は一定となりますが
返済額の内訳が変化します。例えば10万円返済していた場合最初は内6万円が元金に充てられていたとして、金利の見直しで
金利が上がった場合、返済額の10万円は変動しませんが内訳でこれまでは6万円が元金に充てられていたのが、5.8万円になったり
金利が下がれば、6.3万円になったりします。
要するに毎月の返済額は当初5年間は同じでも金利の見直しで返済分の元金と利息の割合が変動するものです。
少し脱線しましたが、それぞれに「基準金利」が存在しそこから一定の金利を差し引いたものが「適用金利」
として皆さんに伝えられます。
その選択した期間が経過すればまたその時の「基準金利」から一定の金利を差し引いた金利での返済が始まりますが、
この差し引きの金利が、最初の差し引きの金利とは違うものになるので必ず返済金額はあがります。
これについては、選択した金利終了後の差し引き金利が予め決められていると思いますので
金融機関さんとの契約の際に確認されることをお勧めします。