省令準耐火構造
こんばんはユアラボ無料住宅相談です。
皆さんは「省令準耐火構造」をご存知でしょうか?
これは木造の建築物の購入を検討されている方に関係する言葉で
簡単に言えば「火災に強い建築物」ということです。
火災に強いとは具体的に
①隣家などから延焼しない
②内部で火災が発生しても一定時間部屋から火を出さない
③部屋から出火しても延焼を遅らせる
となり、被害の拡大を遅らせる、なるべく小さな被害に留めるような構造建築物になります。
以前は木造は鉄骨造に比べ火災になりやすいという認識がありましたが
木造構造でも一定の基準を満たした「省令準耐火構造」となれば、火に強い建築物となります。
この省令準耐火構造の大きなメリットの一つとして
「火災保険の割引適用」があります。
通常の木造住宅に比べ火災保険料はおよそ半額くらいの価格になります。
これは鉄骨建築物と同じ扱いとなります。
併せて地震保険についても割引適用を受けることができます。
デメリットとしては単純に費用が高くなるということです。
通常の構造とは違い、部材を多く使用したり材質の良いものを使用したりするので当然と言えば当然ですが
一戸建てでもそこまで大きく費用がかかるわけではありません。
火災になりにくい点と、保険の割引適用等のメリットを考慮すると
省令準耐火構造にしないという選択肢はないと個人的には思います。
是非この言葉を覚えていただき
住宅選びの一つの基準としてお考えくださればと思います。